Photoshop不要!ComfyUIでOneクリック完璧無料写真背景消す

RMBG-2.0・INSPYRENET・BEN・BEN2の画像切り抜きモデル を徹底比較

背景を瞬時に抜き、被写体だけをくっきり残す――そんな夢のワークフローが、生成 AI ノードベース GUI「ComfyUI」を紹介します。GitHub の 1038lab/ComfyUI-RMBG プラグインを導入すれば、RMBG-2.0・INSPYRENET・BEN・BEN2 の 4 方式をボタン 1 つで試せます。実際に 4 つを検証したところ、筆者環境では INSPYRENET が最も優秀。逆光や複雑な髪の毛も驚くほど自然に切り抜き、頭頂部の細い毛先まで完璧に保持しました。

RMBG プラグインのインストール

  1. ComfyUI を既にセットアップ済みであることを前提とします。
  2. custom_nodes 配下で以下コマンドを実行bashcd ComfyUI/custom_nodes
    git clone https://github.com/1038lab/ComfyUI-RMBG.git
    cd ComfyUI-RMBG
    pip install -r requirements.txt
  3. ComfyUI を再起動。メニューの「Load」→「RMBG」からノード群が追加されれば成功です。
  4. 初回起動時に各モデルの重みを自動ダウンロード(数百 MB 程度)。ネットワーク環境によっては数分待ちましょう。

4 つのモデルをざっくり解説

・RMBG-2.0

高速・軽量。背景が単色やボケている写真なら十分だが、細いエッジではやや粗さが残る。

・INSPYRENET

人物・ペットに強い。鮮明さは高いが、衣服と背景色が近い場合に境界が甘くなる傾向,筆者のテストでは暗所・逆光でも毛髪を高精度に分離。

・BEN

HDR 画像でも破綻しにくい汎用型。ただし推論時間は 4 つの中で最長。

・BEN2

BEN を改良し精細化。

ワークフロー例

Googleドライブからダウンロードできます

Background Remover.json  

  1. 画像入力ノード → RMBG ノード(モデル選択: BEN2 推奨)→ Save Image ノードを配置。
  2. RMBG ノードの「Foreground」と「Alpha」を有効化すると、PNG 形式で透過画像が出力されます。
  3. α付き PNG を Canva や PowerPoint にドラッグすれば即合成完了。Photoshop を開く必要はもうありません。

まとめ

デザイナーでなくても、ComfyUI と RMBG プラグインを組み合わせれば背景除去は一瞬。特にINSPYRENET は「髪の毛が溶ける問題」をほぼ解決し、自然な透過 PNG を生成してくれます。今後はバッチ処理ノードとの併用で大量画像の自動切り抜きも容易。

オンライン体験

https://huggingface.co/spaces/gokaygokay/Inspyrenet-Rembg

Photoshop のペンツールに別れを告げ、生成 AI 時代の“神速レタッチ”をぜひ体験してみてください。

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