anima base1モデルによる手描き感の試み
anima base1が公開されてから、いろいろな設定を試してきました。全体的な表現力は高いものの、デフォルト設定のままだと、個人的には線の質感がpreview版ほどしっくりこない印象がありました。特に手描き感を重視したい場合、線の強弱や輪郭の出方が少し物足りなく感じることがあります。

そんな中で、いくつか試行錯誤しているうちに、以下のような設定では線の雰囲気がかなり良くなることに気づきました。
cfg: 7
steps: 40
sampler: euler_ancestral
noise: 0.5
この設定では、高めのCFGと低めのノイズによって、輪郭線が比較的はっきり出やすく、手描き風の線のまとまりもかなり良好になります。キャラクターの髪や服の境界、細かな線の情報も残りやすく、anima base1の中でもかなり好みの質感に近づきました。

ただし、問題もあります。
この設定だと全体的に画像が暗くなりやすく、色の抜けや明るさの面では少し扱いにくい結果になることが多いです。線の質感は良いのに、完成絵として見るとトーンが沈んでしまい、そのままでは使いづらい場面もありました。
そこで偶然見つけたのが、anima llliteを組み合わせる方法です。
anima base1で生成した、線の質感は良いけれど暗くなってしまった画像を、anima llliteで修正してみたところ、かなり自然に明るさや色味を整えることができました。単なる補正だけでなく、元の線の雰囲気を残したまま、全体の印象をより見やすく仕上げられる点がとても良いと感じました。
実際に比較してみると、anima base1側で得られた手描き感のある線を活かしつつ、anima lllite側で暗さを補正し、色のバランスや画面全体の見栄えを整えることができます。結果として、線画の良さと完成度の両方を取りやすくなりました。
また、この組み合わせは修復用途だけでなく、スタイル変換やポーズ変更にも使えそうです。anima base1でベースとなる雰囲気や線の方向性を作り、その後anima llliteで仕上げや調整を行うことで、かなり柔軟なワークフローが組める印象です。
ワークフロー
https://drive.google.com/file/d/1Z6aitdUCk63DgAXoEjm7eoB6HalerfPg/view?usp=sharing
まず、anima base1で手描き感のあるベース画像を生成します。
この段階では、多少暗くなっても線の質感を優先します。

次に、生成した画像をanima llliteに通します。
ここで明るさや色味を補正しつつ、必要に応じてスタイルの調整やポーズ変更を行います。
最後に、出力結果を確認しながら、線の雰囲気が残っているか、全体の明るさや完成度が自然かを見て調整します。
この流れにすると、anima base1単体では少し扱いづらかった設定も、anima llliteと組み合わせることでかなり実用的になります。特に「線の手描き感を残したいけれど、完成絵としての明るさや見栄えも欲しい」という場合には、anima base1 + anima llliteの組み合わせはかなり相性が良いと感じました。